【今日の暦】二十四節気 清明
二十四節気:清明(2023/04/05〜2023/04/19頃)
澄み渡る空と咲き誇る草花、瑞々しい新緑の美しきこと、「清明(せいめい)」の言葉がふさわしい季節になりました。
我が家の庭も、ハナミズキにカラーにリンゴ、ブルーベリー、セイジ、ラベンダーが花咲いて、毎日ミツバチさんたちが忙しそうに働いている姿を見ることができます。
今年はご近所の農家さんのご厚意でとうもろこし植えを手伝わせていただいたのですが、その種はどういうわけか鮮やかなピンク色!とうもろこしもピンク色にならないのかと聞きましたが、ならないようです。
沖縄ではこの時期、シーミー(清明祭)という先祖祭りが行われます。本土でいうところのお彼岸やお盆参りに相当するお祭りです。
ただしシーミーはお祝いごととして考えられているため、お供えする蒲鉾やお餅は赤色が使われるのだとか。
大地の華やぐ季節に華やぐお祭り、沖縄の方の懐の深さと温かさを感じられる気がします。
七十二候
○玄鳥至(04/05-04/09)
......「つばめきたる」と読みます。東南アジアで冬を越えたつばめたちが、暖かくなった日本に飛来する頃。
○鴻雁北(04/10-04/14)
......「こうがんかえる」。つばめとは入れ替わりで、日本で越冬した雁が北へ帰る頃。隊列を組んで飛んでいく姿は、雁行陣の由来です。
○虹始見(04/15-04/19)
......「にじはじめてみる」。雨上がりに虹が多く見られるように。夏より淡く見えるのが、この季節の虹の特徴だとか。
祭事:灌仏会(かんぶつえ)
4月8日はお釈迦さまの生まれた日。
花祭りとも呼ばれます。
生後すぐに歩き出し、右手で天を、左手で大地を指して、「天上天下唯我独尊」と唱えたという逸話をそのまま形にした誕生仏に甘茶を注ぎ、お釈迦さまの誕生をお祝いします。
なぜ甘茶を注ぐことがお祝いになるのか、諸説ありますが、一説によれば、お釈迦さまが生まれたときに9匹の龍が現れ、清らかな水を吐き注ぎ、産湯としてつかわせたという故事があります。
甘茶には無病息災や、目につけることで目をよくする効能があるといわれ、その原料のコアマチャは紫陽花によく似た可愛いらしいお花です。
参考文献
◇ 『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』新谷尚紀
◇『七十二候の食薬レシピ』大友育美
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