二十四節気　大雪

今日の暦

二十四節気　大雪（たいせつ）　12月7日〜12月21日頃

七十二候「閉塞成冬（そらさむくふゆとなる）」から始まる大雪。

東北では日中でも冷蔵庫の中にいるような氷点下が続き、自然界では虫や動物たちが巣篭もりの準備をはじめる時期となります。

人の身体も寒さを感じるとさまざまな弊害が出てきますので、この頃はとにかく自愛が重要に。

美味しいものを食べて、楽しいことをして、厳しい季節をいっしょに乗り越えましょう。

七十二候

『閉塞成冬（そらさむくふゆとなる）』：12/07〜12/11

.......曇り空が続き、地域によっては平野部でも雪が見られる頃。

『熊蟄穴（くまあなにこもる）』：12/12〜12/16

.......全部の熊が籠るわけではないので、熊出没地域にお住みの方は十分にご注意を。

『鱖魚群（さけのうおむらがる）』：12/17〜12/21

....... 鱖、「けつぎょ」と読むそうです。読めん！鮭が産卵のため、海から故郷の川を目指す頃。そこに現れる熊。北海道名物の木彫りのお土産が頭に浮かびます。

祭事　

正月事始め　12月13日

平安時代から江戸時代の初めのころまで使われていた「宣明暦」という暦によると、この日は「鬼の日」とされ、婚礼以外はすべて吉とされていたと言います。

社寺などで煤払いが行われるのも大体はこの日で、本年の感謝を込めて１年の穢れを落とし、翌年の加護を神仏にお祈りします。

正月飾りは12月28日までに飾るのが良いとされ、というのも、29日は「苦の日」ということで避け、31日も「一夜飾り」と言って、あまり準備には向かない日だと考えられています。

年神さまが迷われないよう、早めの準備が大切かもしれません。

参考文献

◇ 『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』新谷尚紀

◇『七十二候の食薬レシピ』大友育美