二十四節気 小雪

『二十四節気 小雪(しょうせつ)』11/22-12/6

朝は寒さで震え、昼は日差しの暖かさに驚き、夕暮れは再び震えるという、なんとも落ち着く間のない日々が続いています。

雪が積もるには今少し足りないゆえに小雪と呼ばれるそうで、この時期は山に当たった北風の影響で「時雨」が降ることもよくあります。

変わりやすい天候と気温下では普段より体力を消耗しやすいため、なんかちょっと疲れたなーと思ったら休憩のサイン。

美味しいものを食べたり、ちょっと手抜きしたりなどなど、心身の健康を第一に、迫り来る年の瀬に立ち向かう体力を取り戻しましょう😘


11月 霜月(しもつき)

秋が過ぎ、本格的な冬が始まる頃ゆえに「霜月」。

また、農事が終わり、神楽を奉納してきたことから「神楽月」とも呼ばれます。

文化の日や七五三、新嘗祭など、伝統的な祝いの祭事が多いのもこの月の特徴です。


12月 師走

普段は走り回らない師匠(僧侶)でさえ忙しく走り回る時期だから師走……と言いますが、今の時代は月問わず忙しいような気もしなくもありません。

春を待つゆえ「春待月」、年の瀬を感じさせる「暮古月」などとも呼ばれます。


七十二候

『虹蔵不見(にじかくれてみえず)』:11/22〜11/26

.......曇り空が多くなる頃。雨上がりに虹が見えることは減りますが、雲の晴れ間から見える夕陽空はとても美しいです。

『朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)』:11/27〜12/01

.......冷たい北風が落ち葉を払う、カサカサって音に冬を感じます。

『橘始黄(たちばなはじめてきばむ)』:12/02〜12/06

.......かつては不死をもたらす果実と考えられていました。橘の実が色付く頃。


祭事 新嘗祭 11月23日

古事記に由縁する新嘗祭は、日本版の収穫祭と言ってもいいかもしれません。

ドイツならオクトーバーフェスが有名で、仮装のイメージが強いハロウィンも元は収穫を祝うためのお祭りでした。

植物を育てていると、毎年変わらずに実りを獲るのがどれだけ難しいかを実感します。

時代は進めど、自然災害や気候の変化、人手不足などを思えば、決して農業が簡単になったわけではありません。

今日の恵みがあるのは、努力を重ねてくれた人たちと自然の恩恵があってこそ。

来年も変わらず恵をいただけるように、あらゆるものに感謝してご飯をいただこうと思います。


参考文献

◇ 『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』新谷尚紀

◇『七十二候の食薬レシピ』大友育美

Heartfull Hand

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